椎間板ヘルニア

ヘルニアの意味としては、体内の臓器などが本来ある場所から脱出した状態、つまり飛び出してしまった状態です。鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア(でべそ)などにもヘルニアという言葉が使われています。つまり椎間板が飛び出してしまった状態です。背骨は首から腰まで積み木のように骨が積み重なったようにつながっていますが、骨と骨との間にあるクッション材とイメージするとわかりやすいと思います。
私達は日常生活のなかで、背骨に相当の負担をかけています。知らず知らずのうちに不自然な姿勢や癖など、背骨のバランスが崩れた状態で生活していることが珍しくありません。椎間板にかかる圧力が均一でない状態が続くと椎間板の中の髄核が偏り変形したり、さらには突き破って外に出てしまいます。これが神経に悪戯をしているのです。この痛みは一般的な腰痛とは違い、独特で異様な痛みを伴います。
不自然な姿勢や動きによって筋肉の異常疲労や骨格の歪みをじっくり調整することで、身体本来の機能を取り戻しヘルニアによる痛みの改善につなげていきます。